メンズエステの起業のやり方は?資格や許可の必要性も紹介

メンズエステの起業をしたいときには具体的な方法を知りたいでしょう。起業のやり方によって開業資金として用意する必要がある金額や、やるべき準備に違いがあります。この記事ではメンズエステを始めるときに資格や許可が必要なのかどうかもまとめました。

メンズエステの起業でどのようなやり方があるのかを詳しく見ていきましょう。

メンズエステの起業方法

メンズエステの起業方法は3つあります。1つ目は独立店舗を用意してメンズエステを経営する方法です。メンズエステを始めたいと思っている人は自分の店舗を持って営業したいと希望している場合が多いでしょう。今までのやり方として最も主流で、店舗物件を借りたり、エステサロンを建てたりして起業する方法です。

オフィスビルやマンションの一階、ショッピングモールなどのテナントを利用することが多く、簡単な工事と設備や備品の購入をすれば始めることが可能です。2つ目はフランチャイズ加盟店になる方法です。一から独立店舗を作り上げて起業するのは知識がかなり必要になります。

起業してからどうやって集客するかも課題になるため、もともとメンズエステサロンで働いてきて顧客がいる人でないと不安が大きいのは確かです。しかし、フランチャイズを利用すれば店舗の物件の選定や内装の整備、メンズエステに必要な設備備品の購入などもすべてコンサルティングあるいは代行をしてくれます。

加盟先のフランチャイズのブランドを利用して宣伝広告もできるため、起業直後から集客しやすいのが魅力です。ただ、フランチャイズ加盟店としてルールを守ったり、ロイヤリティを支払ったりする必要があります。3つ目は店舗を持たずにフリーランスでメンズエステティシャンとして働く方法です。

メンズエステではまだ一般的ではありませんが、女性向けのエステティシャンはフリーランサーになる人が多くなってきました。独立店舗を持たなくても、顧客さえ獲得できればレンタルサロンやレンタルスペースで施術をおこなえるからです。

エステに必要な設備が揃っていて、使った分だけレンタル料金を支払えば良い仕組みのレンタルサロンも増えてきました。メンズエステでも利用できるサロンが多いので、フリーランスで起業して働くことも可能です。顧客獲得が大きな課題になりますが、SNSやブログなどで集客をおこなえば成功できるチャンスがあります。

メンズエステの起業に必要な資金

メンズエステの起業を考えるときには資金がいくらあれば良いかが気になるでしょう。メンズエステでは起業方法によって必要な準備資金に違いがあります。独立店舗を用意する場合には500万円~1000万円程度の資金が必要になります。

エステサロンとして利用する物件を借りて内装工事をするだけで少なくとも500万円程度がかかるからです。立地条件やサロンの広さによって物件取得費には大差がありますが、小さなサロンにしても200万円はかかると考えた方が良いでしょう。

電気工事や空調工事、内装工事などの諸々の工事費用を合わせると200万円~300万円くらいになります。この他に設備や備品の購入が必要になるので100万円程度は用意する必要があります。フランチャイズの場合にはどこの加盟店になるか、どの地域に出店するかによって違いがあります。

一般的には独立店舗を用意するのと同じ500万円~1000万円程度です。一方、フリーランスの場合には店舗が必要ないので備品や消耗品の購入だけで済みます。レンタルスペースの契約費用がかかる場合でも数万円程度なので、備品などの購入費用を加味しても50万円くらいの資金でも起業可能です。

メンズエステの起業に資格や許可は必要か

メンズエステの起業には特に資格や許可は必要がありません。美容室としての機能も果たすには美容師免許、医療用レーザーを使用するなら医師免許が必要になります。しかし、メンズエステの基本的な施術については特に資格がなくて問題ありません。

店舗経営をする場合にも飲食店などと違って許可制度がないので、起業するときに特に手続きは不要です。ただ、個人事業主として起業するときには開業届を出すのは義務です。開業してから30日以内に税務署に届出を出す必要があるので忘れないようにしましょう。

メンズエステの起業のポイント

メンズエステの起業では集客戦略を立てるのがポイントです。女性に比べるとまだエステを利用する男性は少ないので、顧客獲得競争が熾烈に繰り広げられています。チェーン店で人気があるメンズエステもあるため、いかにして顧客を勝ち取るかを考えて戦略を立てなければ売上が出ないでしょう。

他のメンズエステに比べて料金を安くするだけで集客できるとは限りません。競合店に比べて目立った魅力がないとなかなか選んでもらえません。メンズエステを利用する男性は美容に対して強いこだわりを持っていて、お金をかけてでも美しくなりたいという気持ちを持っています。

安いだけでは十分ではないと考えて、競合店ではできないサービスを提供できるようにしましょう。

メンズエステの起業の注意点

メンズエステの起業では運転資金について注意が必要です。メンズエステの経営方法として、自分がすべて顧客の対応をする場合と、従業員を雇って施術をさせる場合があります。従業員を雇った場合には固定費として大きな人件費がかかるため、安定して顧客が来てくれないと赤字経営が続いてしまいます。

水道光熱費や消耗品費、賃料などもかかることを考慮して、従業員を雇うべきかどうかをよく考えましょう。アルバイトなら比較的人件費が低く、いざとなったときに辞めてもらいやすいのは確かです。しかし、経営がうまくいっていないからという理由で解雇するのは後ろめたいでしょう。

経営が安定してから従業員を雇う方が無難です。フリーランスの場合にもレンタルサロンの選び方に注意しましょう。固定費がかかるレンタルサロンを利用すると、顧客を獲得できなかったときに赤字が続いてしまいます。使った分だけ支払えばよいシステムのレンタルサロンで起業するのがおすすめです。

メンズエステの起業の方法と集客についてよく考えよう

メンズエステは独立店舗を用意する、フランチャイズ加盟店になる、フリーランスをするという3つの起業方法があります。それぞれにメリットもデメリットもあるので、自分に合う方法を選んで起業しましょう。起業後に特に重要なのは集客を徹底しておこなって利益を出せるようにすることです。

資金が尽きてしまわないように起業資金だけでなく運転資金も用意しておきましょう。